月別アーカイブ: 2014年6月

四十肩、五十肩、肩関節周囲炎 上腕二頭筋長頭腱炎

超音波を使用して五十肩や四十肩を診察する方法が、先日新聞でも取り上げられたようです。
五十肩診療  超音波で変わる
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2014052902000129.html

超音波画像診察ではその場で直ぐに異常を疑える部分に使用できます。
飛田給鍼灸整骨院でも肩の痛みや、捻挫、骨折や肉離れに非常に役立っております。
先日も腕のつけねに痛みのある患者さんが来院されました。

32017

上腕骨の前にある上腕二頭筋長頭腱に異常が見られます。
力こぶ筋肉の腱の部分です。
画像はその腱の部分を輪切りに映した画像ですが、患側は腱の周りが腫れており黒く写っております。

この部分は頻度の多い怪我ですが、治療が早ければ治るのも早いです。
ウェイトリフティングや重量挙げ、力こぶを作るようなトレーニングなどのスポーツでも痛めることが多いです。

治療は早期であれば超音波治療が効果的です。
ある程度時間が経って閉まっている場合でも超音波治療を行うと、関節の可動域が広がりますが、
治療機関は少し長くなってしまいます。

痛みや、違和感を感じたら早期に受診をしましょう。

飛田給鍼灸整骨院 院長

腓骨外踝骨折

こんにちは
余り知られていないかと思いますが、整骨院(接骨院)では医師の許可があれば、骨折、脱臼の治療が可能です。
勿論、柔道整復師は学校や現場でも勉強をします。
捻挫と思い来院され実は骨折だったというケースはわりと多く、当院でもよく拝見いたします。
飛田給鍼灸整骨院では超音波画像診断機を使用し捻挫や骨折などの診察をします。

一例を 外踝fr前距腓靭帯

足をひねり来院されました。 捻挫を疑い超音波で診察しました。
やはり前距腓靭帯(赤い部分の間の黒い部分)に損傷(断裂)があり、固定を致しました。
外踝骨折

一週間経過しても腫れが引かないので、骨折を疑い提携の病院に診察をおねがいしました。
結果はやはり外踝骨折(そとくるぶし)の骨折でした。
受傷当初は超音波画像でも腫れの影響なのか、骨折線が確認し難く一週間経過すると骨折線ははっきりでています。(左、と下の画像)
ギプス固定と骨癒合を促進する超音波治療器を使用し治療中です。
骨癒合には6週間程かかります、超音波治療を行うと骨癒合が早くなる事が判っており、始めはできるだけ毎日通院して頂き 治療を致します。 捻挫と軽く考えずにお早めに診察を受けましょう。
外踝fr2w

肉離れ

こんにちは飛田給鍼灸整骨院 院長カナウチです。

スポーツをされる方はよく聞くフレーズだと思います。
漢字の如く筋肉の繊維が切れてしまう事をさします。
キューッと筋肉が縮まる感じと共に衝撃的な痛みがはしります。

好発部位
ふとももの裏(ハムストリングス)
ふくらはぎの内側
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上の画像は超音波画像診断です。

腓腹筋(ふくらはぎ)の肉離れです。
他の治療院にて治療しておられましたが、受傷してから少し時期が経って来院られました。
何故か指圧した跡があり青くアザが数箇所ありました・・・

左が受傷後5週間です。
今回は、わかりやすいので印は付けませんでしたが、左の画像を左右比べると明らかに黒く超音波が吸収される領域があります。
10cm位の長さで2~3cmの深さの肉離れでした。

右の画像は週に2~3回の治療、2週間後です。
バッチリ筋肉は修復されてきております。

肉離れは実は治療が簡単で、ある方法で大体の症例は改善されます。
治療家としては色々触りたくなるのですが。。。
治療方法は企業秘密ということで。

ポイントは怪我をしたら直ぐに治療です。
当院では超音波画像診断器がありますので、的確に場所を特定し治療します。
肉離れは得意とするお怪我です。

肉離れは治っても違和感を残しやすいので、早期治療が重要です。
超音波治療器を応用しながら早期のスポーツや生活復帰を目指しましょう。

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痛みを感じたら直ぐに治療!
京王線飛田給駅からも直ぐ、調布や府中からもアクセスの良い飛田給鍼灸整骨院
ご予約優先
042-426-9822

腕のだるさ

こんにちは。スタッフの林です。

皆様の中でこのような症状でお困りの方はいらっしゃいませんか?
電車のつり革を握っていると、腕がだるい。
自転車のハンドルを握っていると、腕をおろしたくなる。

腕のだるさと伴って、肩、背中のハリ感、コリ感がある。
このような症状をお持ちの患者さまで考えられる一つとして、「胸郭出口症候群」があります。

これはどのような症状かといいますと、腕にいく血管や神経を首や胸の筋肉や骨が圧迫することで症状が出ます。
血管を圧迫された場合は重だるさ、神経の圧迫の場合はシビレが腕に出ます。

はじめは腕の重だるさから症状が出て、悪化するとシビレが出てくるようです。
患者さまに多い随伴症状として、肩や背中のハリ感、コリ感を訴える方が多いです。

ずばり原因は「不良姿勢」であることが多く、猫背の患者さまに非常に多い症状です。

治療法は、

背中、肩の筋肉の硬さを緩める。(マッサージや電気治療による硬さのある筋肉の循環改善)

背中や肩の筋肉の硬さがとれないと、ついつい楽な姿勢(猫背)になりやすく根本の原因治療にならないので、まず背中、肩のハリ感、コリ感をとり「良姿勢」へと導きます。

また反対の胸側の筋肉が縮こまって硬くなっていることが多いので胸部のマッサージ治療。

前側の首の筋肉のマッサージ治療。

前側の首の筋肉の間を血管や神経は通っていくのですが、その筋肉は首の運動の他に呼吸の補助もおこなっているので硬くなりやすい筋肉です。
この筋肉を硬くしたままにしていると血管や神経を圧迫します。

また症状によっては、筋肉の血流改善治療として鍼灸治療や、シビレ症状が強ればグローブ治療などをお勧めいたします。
腕のだるさを放っておくと、シビレ症状が出ることが多く、より日常生活に支障が出ます。

早めの治療をお勧めいたします。

また、ひとくちに「腕のだるさ」といっても、原因が首にあったり、あるいは肩関節にあったりなどもするので、診察、理学検査などを行ってから治療させていただきます。

 

 

オスグット・シュラッター

こんにちは、今週末は味の素スタジアムはAKB総選挙だそうです。
皆さんは誰推しですか?

味の素スタジアムや、多摩川などのランニング環境、昨今のランニングブームで多い怪我の一つ。
オスグット・シュラッター

脛骨粗面(けいこつそめん)という膝下の骨に、太ももの大腿四頭筋のつながりである膝蓋靭帯(しつがいじんたい)
が付着します。
オスグット初診患部健側2wlオスグット

※左図 痛みが出てから2週間位です。左側半分が左膝です。成長期なので軟骨があり一見折れている様に見えますが、
軟骨が開いているのと、粗面に不整(黄色矢印)が認められます。白いのは膝蓋靭帯です。

※右図 治療一ヶ月の状態です。大分不整面は綺麗になりましたが、運動強度を上げると少し痛みます。
又、軽度の圧痛もあります。

継続治療中ですが、少しづつ運動を再開して痛みの程度を慎重に観察してもらいます。
基本は痛みを感じたら中止。

【治療】
パルス超音波治療を可能な限り毎日ですが、週2回治療してました。
パルス超音波治療は骨折の癒合を1/4期間早めるので有効でした。
※普通の超音波治療器では不可能です。

超音波治療は使用方法にコツが必要で、私達も日々研究しております、オスグットには今まではマッサージや、電気治療など
筋肉を緩める事に重点を置いておりましたが、パルス超音波治療機能を使用することで骨に直接治療が可能となりました。

休める時にしっかり休んで、他の筋肉強化を指導し、当院では電気治療器のEMSという筋力強化モードを使用して不安を解消します。

なんとなく治るかな?と運動を続ける前に一度ご相談下さい。