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テニス肘?

上腕骨(にのうでの骨)に外側上顆という部分があるのですが、そこに付着する短橈側手根伸筋という筋肉が主に原因となり発症するといわれております。

この筋肉は手関節を反らす時に働きます。なのでバックハンドを片手で打つテニスのスタイルですと筋力不足などが原因でなりやすいです。

スポーツをしていないのに肘が痛くなる時があります。

パソコンのマウスを握ると手関節が反った状態になり、つねに短橈側手根伸筋に負担がかかります。マウスパットを手関節が反らないタイプにすると楽になるとおもいます。

人間の設計は現代社会に適応できていないのかもしれませんね~

100年後にはマウスなどに適応した進化をとげるのでしょうか?

第五中足骨骨折

282037澤田さんXP

むかしは下駄骨折と言われておりました。

今回は患者さんのご協力の元、レントゲン写真とエコーの見え方について検証しました。

レントゲンは全体像を捉えるので見やすいのですが、簡易的ではありません。

一方エコーは直ぐに撮影ができますが、一部分しか見えないので時間がかかります。

その代わり色々な方向から検証しリアルタイムで診察出来ます。

我々、柔道整復師はレントゲンが扱えないのでエコーにて診察しております。

今回の検証ではエコーでも十分骨折を捉える事が可能であるという事が解りました。

飛田給鍼灸整骨院ではエコーを使用し、ケガの程度を判断します。

骨折が疑われる場合は提携しております整形外科に紹介をさせて頂き、その後の治療は整形外科と平行して早期治癒を目指しております。

【治療】
低出力超音波治療をします。

超音波骨折治療法は、低出力超音波パルス(LIPUS)という弱い超音波を利用しています。
LIPUSは、これまで医療で使われてきた超音波とはまったく異なります。大きな特徴は、非常に微弱な超音波を、患部に断続的にあてることです。具体的には、1万分の2秒あてて1万分の8秒休止するというサイクルです。
連続的にではなく、断続的に細胞を刺激することで、骨の癒合が促進されると考えられています。

これは治りににくい骨折程効果があります。

当院にもLIPUSを常備しておりますので、できるだけ毎日通院して頂いております。

20分程なのでそれほど面倒では無いとおもいます。

日頃のケアから骨折まで飛田給鍼灸整骨院にご相談下さいませ。

重度のテニス肘(外側上顆炎)+上腕骨外側上顆剥離骨折+筋断裂

テニス肘

外側上顆炎
一般的なテニス肘、患側の筋肉が肥厚して炎症を伺えます。

今回はテニス肘です。

上の写真左が患側ですが、小さい骨片が写っております。
一件目の病院ではレントゲン撮影の上テニス肘との診断を受けましたが、痛みが続いた為、スポーツに強い病院にてMRIを撮影したとこと、上腕骨外側上顆の剥離骨折と筋断裂がありました。

エコーでも確認できました。また手首を曲げる筋肉の断裂も確認できました。

とてもめずらしい症例なのですが、単純なテニス肘といえどもしっかりと診察しなければならないと肝に銘じられました。

こちらのケースの場合、手術が適応だと思いますが、痛みがあまり強くないので保存療法を希望されております。

当院では超音波治療がとMPS(筋膜性疼痛症候群)の治療がメインになります。

指の伸筋(のばす筋肉)と手首の伸筋に超音波治療器を当てて3~5分照射します。

超音波治療にはコツがあるのですが、多くの治療院では半分の出力(1ワット)ですが、当院では最大出力2ワットで施術しております。

出力を上げることで、効率よく患部に超音波を照射できます。音波痛という骨の痛みや熱さがリスクなのですが、そこはコツがあります。

テニス肘は治療以外にも日常でのケアが重要で、手首のストレッチと握る筋肉を強化して頂きます。

どんな治療をしても、痛みを抱えながら痛む原因の動きをしてしまうと、快方に向かうことが少ないので、2~3週程度休んで頂く事もあります。

私もテニスをしていたので、テニス肘に関しては理解をし易いケガの一つです。

お早めにご相談下さいませ。

ふとももの肉離れ

大腿肉離れ解

肉離れが続きますね。

この時期運動会や、いろいろなスポーツの大会が続きます。
普段あまり運動をしていないお父さん、お母さんの怪我が増えます。

こちらの患者さんは40代男性で、野球をしていて受傷しました。野球は経験者です。
はじめてこの様な怪我をされたそうです。
この時期は朝の冷え込みもあります。
週末の運動で普段の疲労が取れていない状態で運動をすれば。思わぬ怪我に結びつきます。

治療は
バンテージで圧迫固定をしました。
ただ今回は結構深い所の筋肉が損傷しており、固定も難しいかもしれましせんが、包帯ではなく強力なバンテージにて固定しました。
エコーで観たとこと皮膚から5cm位下なので超音波もギリギリ届くかという所です。

これからの季節は運動前にしっかりとマッサージやストレッチをして、筋肉にしっかりと血流を確保して運動をしましょう!

飛田給鍼灸整骨院では
試験的にこの季節、スポーツ用のマッサージオイルを導入しました。
自転車競技の盛んなヨーロッパではオイルマッサージが主流です。
ぜひお試しくださいませ。

踵の痛み アキレス腱の付着部の痛みは・・・

アキレス骨棘解

50代男性です。
アキレス腱の付着部(踵の痛み)を訴えられて来院されました。

この部分は色々な原因で痛みを出すことがあるのですが、今回は骨棘でした。

骨棘とは
骨に繰り返し負担がかかると、トゲを形成することがあります。
多いのは足底ですが、今回はアキレス腱の付着部でした。

加齢と繰り返しの運動が原因だとおもいます。
治療法はあまり無く、痛みを和らげる治療とインソールが有効です。
厚めのクッションのインソールを使用し、これ以上痛みがひどくなる場合は専門医の受診をすすめました。

2~3週すれば落ち着いてくるとおもいます。

テニス肘

テニス肘解

おはようございます。

テニス肘の患者さんです。
テニス歴は10年以上のベテランの方です。
通常テニス肘はバックハンドで頻発します。

テニス肘とは
外側上顆炎という状態で、指や手首を伸ばす筋肉が外側上顆という骨の部分に付着しています。
それらの筋肉が意思とは別に力が加わり、付着部の骨に負担がかかり炎症します。

エコー
この患者さんの場合、骨の変形もエコーでみられます。
矢印の部分が外側上顆です、左が患側です。
赤い線の筋肉も大分腫れており患側の方が相当太くなっております。

おそらくずいぶん前か負荷がかかり、今回なんらかの要因(練習が増えた、試合が多くあったなど)にて痛みがでたと思います。

症状も手首や指に負荷をかけると痛みが出ますし、肘を押すと圧痛が著名に出ます。

治療法
ここまで症状が進行していると治りも悪く、テニスを3週間はお休みして頂きながら治療が必要です。
超音波治療とライズトロンにて血流の改善を計り、消炎鎮痛処置をします。
また、テニスエルボー用のサポーターを常時装着して頂きます。

まずは一旦競技はお休みした方が治りは良いですが。。。中々皆さんお休みをしてもらえません。

秋は色々なスポーツの試合が有り頑張りたい方を応援したいですね!

太ももの打撲、挫傷

右大腿部打撲
アメリカンフットボールの選手です。

明らかに健側の画像と違い黒く内出血や筋繊維の断裂を疑います。
健康な筋肉は鳥のささみの様に繊維状に綺麗に写ります。

練習中に太ももに打撃をうけて来院しました。

ふとももの筋肉は緊張しておりましたが、受傷時よりは痛みは引いておりました。
チームトレーナーの治療をうけておりましたので、腫れや痛みはそれほど強くありませんでした。

コンタクトスポーツではどうしてもこの手の怪我が多いですが、初期の治療が適切だったので治りも早かったです。
かるい怪我の様にみえてもエコーで撮影すると、どの程度の深さなのか、どの位の範囲の損傷なのかはっきり確認できるので、
その後の治療も順調に進みます。

【治療】
エコーにて場所を確認し、超音波治療を継続しております。

打撲や肉離れは整骨院でも診察できます。
飛田給鍼灸整骨院ではエコーを導入しておりますので、お悩みがございましたらお気軽にご相談下さい。

成長期のかかとの痛み

高学年の小学生です。

サッカーをしており、かかとが痛いと来院しました。
サッカーや陸上などの競技で、踵の痛みはシーバ病が多いです。

踵にこれから大人の骨になる軟骨があるのですが、その軟骨がアキレス腱の引っ張りや、かかとからの突き上げる衝撃で
軟骨に亀裂が生じたりします。

2~3週間おとなしくしていれば治りますが、説得しても競技を続けてしまう子が多いです・・・
踵骨骨端症
かかとのエコー画像です。
少し亀裂が入っております。
2週間は安静にしてもら約束をしてインソールをしてもらいましたが・・・試合にでたそうです。
子供は自分では運動量を調整出来ません。
親御さんやコーチなどの大人の協力が必要になります。

今後も楽しくスポーツを楽しみたい場合は成長期における運動量の調整が重要です。

お子さんが異常を訴えた時は少し治療には遅い場合が多いので、周りの大人が見てあげるような環境が日本には必要ですね。

1年経った足首捻挫後の違和感

ATFL
左側の画像が正常の足首です。

1年前に捻挫をして前距腓靭帯(ATFL)という靭帯を断裂した患者さんです。
最近また違和感が有るとのことでご相談を承りました。

1年前は数日経過し、とても腫れており骨折を疑いましたが、レントゲンでは骨折は写りませんでした。
治療は固定をして頂きましたが、その後仕事が忙しくあまり通院できませんでした。
下記は一年前です。急いで撮影したので、左右逆になってます。(左の画像が受傷した方です。)
一年前のATFL損傷

エコーの画像では損傷部位が黒く描写されているのが分かります。
1年経った現在でも黒く描写され、靭帯としての機能はしておりません。
やはり初期の治療がとても重要で、今思えばギプス固定までしてしまえば良かったと思います。

しかし、この様な靭帯損傷は多く、昔捻挫をした所が違和感がある場合、治療はトレーニング、リハビリが主となります。
足首の周りの筋肉を鍛えます。
飛田給鍼灸整骨院ではテクトロンなどの電気治療器で筋肉を強化するモードにてEMS治療をします。
ご自宅でもトレーニングをして頂きます。

昔捻挫をして違和感があったり痛みがある、などお悩みがありましたらご相談下さいませ。

シンスプリント

シンスプリントの治療について。

【原因】
ランニングや、ストップ&ゴーが多いスポーツに多くみられます。
痛む場所はスネの内側の下1/3位のあたりにズキーンとした痛みが走ります。
ヒラメ筋や後脛骨筋が走行しているのですが、その筋肉が骨に付着する場所が痛む訳です。

原因は多岐にわたるのですが、O脚や偏平足などが多いです。
超音波画像では骨膜が肥厚している場合が多く、ひどい場合は疲労骨折もみられます。
脛骨というスネの骨は少し湾曲しているのですが、
この湾曲が他の方より強い場合などは靴のインナーなどを作成して対応するしかありません。

【治療】

痛みが強い場合は消炎鎮痛処置をおこないます。
腫れを抑える塗り薬などを使用し、低出力の超音波治療をします。
偏平足なども改善しなければなりません。
テーピングやトレーニングをして頂き、傷んだ場所に負担が掛らない体つくりを目指します。

【予後】

一度治っても再発する場合が多いです。
特に成長期のお子さんは膝のオスグット病も併発している事も多く治りも悪いです。
無理に部活などを続けてしまうと、非常に治りが悪く、
部活やスポーツの頻度などを一度考えなおして頂き、治療計画を立てます。

【予防】

予防には足底の筋肉を鍛えます。
また、フォームや靴のヘリ具合などをみて、インナーなどを入れてみます。
簡単なテーピングでも予防できることが有ります。

痛みを感じたらまずは安静にして休むことが、シンスプリントの治療では一番重要です。
そのうち治るだろう・・・と思う過ごしていると悪化の一途を辿ります。

早めの治療を心がけましょう。
お気軽にご相談下さい。

飛田給鍼灸整骨院