膝の痛み」カテゴリーアーカイブ

産中、産後

よくあるお問い合わせの一つに産中、産後のケアについて。

マッサージや鍼灸治療はいわゆる安定期に入れば治療を受けることができます。
ですが、母体と胎児の状態を把握されている産科医の先生の確認があると助かります。

産後については状態次第で特に制限はありません。

産後に多い症状は、手の腱鞘炎、肩こり、膝の痛みです。

お気軽にお問い合わせください。

鵞足炎

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変形性関節症を疑って来院された40台の男性です。

黄色が半月板です、赤は側副靭帯などの軟部組織です。

関節面に異常は無く圧痛点が鵞足部に限局しておりました。

左右差を調べると緑のラインで厚みが違います。

軟部組織が肥厚しております。

伺ってみると変形を疑い運動を強化していた模様です。

今回はそれが裏目に出たケースです。

鵞足炎はニーイン、トゥーアウトという足の姿勢で起きやすいです。

今回は消炎処置と超音波治療にて該当筋をゆるめ経過観察としました。

腸脛靭帯炎

こんにちは

飛田給鍼灸マッサージ整骨院院長 叶内です。

余談ですが
先日、飛び込みの患者さんを診察していると、先生(院長)に診てもらいたいと言われ落ち込んでおります、いかんせん貫禄がないので(苦笑

それはさておき、ここ最近来院される方の傾向は、某大学の駅伝部の方々が来院されるのも伴い、ランナーの関係のケガが多い傾向です。

とりわけ多いのが、腸脛靭帯炎です。

腸脛靭帯というのは日本名で英語表記では臀筋の筋膜となります。

治療には、痛む部位は炎症を抑える治療を行い、メインは臀筋の筋膜治療になります。

臀筋が硬いと治りが悪く、テニスボールなどでセルフケアもしていただいております。

それもで治りが悪い場合は膝の専門医の先生を紹介させていただいております。

程度にもよりますが1ヶ月~3ヶ月程治療にかかる場合が多いです。

消炎鎮痛剤を併用するともう少し早いかもしれません。

殆どの方が大会の直前に来院されるので、DNSされたり出走してもDNFになります。

違和感をかんじたら早めの受診をお勧めします。

治療費の目安は 保険負担+2,000円位となります。

全身調整の場合は 保険負担+3,120円となります。

学生の場合は 保険負担+1,000円です。

膝蓋靭帯炎

無題

今回は膝蓋靱帯炎です。

ランナーの方でひざに違和感を感じ、来院されました。

痛みのレベルはそう高くはないのですが、走ると痛みを感じます。

見た目は全く異常は見受けられないので、超音波画像診断器(エコー)を使用しました。

痛みの場所は膝のお皿(膝蓋骨)の下の辺りでした。

その場所は膝蓋靭帯というしっかりとした靭帯があります。

エコーで観察してみると健側とくらべ画像左の患側は靭帯が肥厚しており、軽い炎症をみとめました。

治療は超音波治療と電気治療にて消炎処置をいたしました。

一回の治療で大分痛みのレベルは軽減しましたので、週に一回程度の治療をご提案し、経過観察になりました。

東京マラソンも近いですし、ランニング時の痛みは膝が多いです。
やはり早め治療やご相談をお勧め致します。

オスグット・シュラッター

こんにちは、今週末は味の素スタジアムはAKB総選挙だそうです。
皆さんは誰推しですか?

味の素スタジアムや、多摩川などのランニング環境、昨今のランニングブームで多い怪我の一つ。
オスグット・シュラッター

脛骨粗面(けいこつそめん)という膝下の骨に、太ももの大腿四頭筋のつながりである膝蓋靭帯(しつがいじんたい)
が付着します。
オスグット初診患部健側2wlオスグット

※左図 痛みが出てから2週間位です。左側半分が左膝です。成長期なので軟骨があり一見折れている様に見えますが、
軟骨が開いているのと、粗面に不整(黄色矢印)が認められます。白いのは膝蓋靭帯です。

※右図 治療一ヶ月の状態です。大分不整面は綺麗になりましたが、運動強度を上げると少し痛みます。
又、軽度の圧痛もあります。

継続治療中ですが、少しづつ運動を再開して痛みの程度を慎重に観察してもらいます。
基本は痛みを感じたら中止。

【治療】
パルス超音波治療を可能な限り毎日ですが、週2回治療してました。
パルス超音波治療は骨折の癒合を1/4期間早めるので有効でした。
※普通の超音波治療器では不可能です。

超音波治療は使用方法にコツが必要で、私達も日々研究しております、オスグットには今まではマッサージや、電気治療など
筋肉を緩める事に重点を置いておりましたが、パルス超音波治療機能を使用することで骨に直接治療が可能となりました。

休める時にしっかり休んで、他の筋肉強化を指導し、当院では電気治療器のEMSという筋力強化モードを使用して不安を解消します。

なんとなく治るかな?と運動を続ける前に一度ご相談下さい。

膝の痛み

こんにちは

今回は膝の痛みのお話を。

膝の怪我は種類が多く今回は大まかにご説明致します。
痛む場所、シーン別に分けて、頻繁に遭遇する症状をご紹介します。

【 痛む場所 】

膝の外側
 
腸脛靭帯炎 

  股関節の筋肉から膝の関節をまたいで走行する靭帯です。
  膝を繰り返し曲げ伸ばしすると、太ももの骨と靭帯が擦れて炎症を起こします。

治療
  発症初期は炎症を抑えるのに超音波治療、電気治療にて消炎鎮痛処置をします。
  同時に臀部の筋肉、腸脛靭帯のストレッチや、マッサージ治療を行います。

膝の前
 
オスグット・シュラッター 

  スポーツをしている成長期のお子様に多いです。
  脛骨粗面というひざ下の出っ張りの部分に太ももの筋肉が付着します。(厳密にはもう少し複雑なのですが)
  成長中の骨が太ももの筋肉の張力に負けて、脛骨粗面が剥がれたり、腫れてしまいます。

治療
  痛みが強い時は安静にしましょう。
  オスグット用のサポーターをして軽い運動からはじめます。
  多くのお子さんは太ももの筋肉が硬いので、ストレッチを指導します。
  骨折治療に使用する超音波治療器を2日に一回、ないし毎日行います。
  
  成長期の怪我で一番問題なのは焦る事です。
  運動が出来ない不安感から痛みを我慢して運動をしてしまいます。
  一番の治療はカウンセリングです。

膝の内側

変形性膝関節症
  説明不要なほど、患者さんも詳しいとおもいます。
  膝の軟骨が減り、太ももの骨とひざ下の骨が当たってしまい、関節が炎症したり、
  骨のトゲが出来たりします。 
  
治療
  炎症や痛みが酷い場合は膝の専門医を紹介しております。
  人工関節に変える以外は根本的な治療法は無いと思います。
  しかし、これ以上悪くならない様に予防をしなければなりません。
  運動療法や電気治療を併用し、太ももの筋肉や股関節の筋肉を強化しましょう。 

半月板損傷 膝内側側副靭帯損傷 前十字靭帯損傷
  膝の内側が多いのですが、サッカーやラグビーなどのスポーツで多いです。
  半月板単体での怪我ならまだしも、内側側副靭帯や前十字靭帯損傷と共に受傷する事が多いです。
  前十字靭帯断裂の場合は手術の場合が多いです。
  膝の専門医を受診して頂きます。
治療
  怪我の程度により様々です。
  筋力強化が基本になります、EMSという電気を使用した筋肉の萎縮を予防しつつ、
  トレーニングをして頂きます。

その他

ベーカー嚢腫:膝の関節を保護するクッションが腫れてしまう。
       膝の専門医の受診を勧めますが、治療法はあまり無いようです・・・  

上記の怪我が日頃遭遇する例です。

多くの場合は予防出来ると思います。
筋肉強化など本格的なことまでしなくても、筋肉を意識して過ごすだけでも違います。

当院は筋肉の反応を確かめて治療する電気治療器のテクトロンなどが有ります。
腱や筋肉の硬さをゆるめる超音波治療器を使用した治療、マッサージ治療など、各種ご提案できます。
アスリートから、どなたでも体験できますのでご相談下さい。      

超音波治療

こんにちは。
飛田給鍼灸整骨院 叶内です。

一部の患者様にはご案内しておりましたが、新しい治療機器のご案内を致します。

超音波治療

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1秒間に100万回、150万回、300万回の超音波を出し、感じられない程の振動での微細なマッサージ効果や、組織を震わせる事による摩擦熱を利用した温熱効果があります。

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要約しますと、細かい振動マッサージに暖かい感じがして、
血流が良くなり、怪我の早期治癒や、痛みを和らげる。
そして関節などの動きも良くなります。

開業当初の想定よりも、スポーツのお怪我の患者さんが多く来院され、超音波画像診断器や超音波治療器を導入しております。

【適応】
筋肉や、靭帯などの柔らかい所のお怪我に効果的です。
例えば、テニス肘、肉離れ、むち打ちや、捻挫、靭帯損傷、拘縮予防、ぎっくり腰、など

使い方を応用すれば、肩こりや腰痛にも効果があります。

骨折の癒合を1/4期間早める効果が実証され、各種医療機関でも使用されております。

感覚としては暖かい感じがあり、痛みは殆ど感じません。

痛みが強い、拘縮が著しいなど極端な例を除けば効果は直ぐに体感できると思います。
Jリーグなどのスポーツ機関では殆どの所で使用されています。

お怪我の予防から、治療までこなす万能な治療機器です。
是非、一度体感してみてください。

【治療費】
超音波治療 一部位 210円(税込み)