症例」カテゴリーアーカイブ

テニス肘?

上腕骨(にのうでの骨)に外側上顆という部分があるのですが、そこに付着する短橈側手根伸筋という筋肉が主に原因となり発症するといわれております。

この筋肉は手関節を反らす時に働きます。なのでバックハンドを片手で打つテニスのスタイルですと筋力不足などが原因でなりやすいです。

スポーツをしていないのに肘が痛くなる時があります。

パソコンのマウスを握ると手関節が反った状態になり、つねに短橈側手根伸筋に負担がかかります。マウスパットを手関節が反らないタイプにすると楽になるとおもいます。

人間の設計は現代社会に適応できていないのかもしれませんね~

100年後にはマウスなどに適応した進化をとげるのでしょうか?

肩甲背神経

腕神経叢からの分枝ですが、肩甲骨回りの筋肉に分布しております。

ここの痛みを訴える方が非常に多いです。

単純な肩こりや、頸部の損傷で痛みを起こすことがおおいでしょうか。

ここの問題は痛みのある部位をマッサージしたりしてもあまり効果は期待出来ないのではないかと思います。

この神経の絞扼の起きやすい所は中斜角筋ではないかと言われており、頸部に近い部位を緩める必要があるのではないかと思います。

当院では肩こが原因の場合は

肩こり外来 3,240円

保険併用の場合は 初検時 3,100円位となります。(負担割合にて前後)

お気軽にお問い合わせください。

離断性骨軟骨炎 上腕骨小頭 OCD

野球少年の上腕骨小頭OCDです。

最近はサッカーブームに押され、野球少年は少なくなりました。

それでも多摩地区は少年野球のクラブが多いですね。

OCD (2)トリミング

野球肘、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎は硬式の重いボールを使うようになると多く発症します。

フォームが悪かったり、基礎体力が無い状態で硬式に変更すると発症しやすくなります。

フォームの改善、基礎筋力強化、LIPUS(断続的超音波治療)を使用して治療していきます。

ハンマートゥー 槌指

ハンマートゥー(EHLは損傷なし)

足のハンマートゥーです。EHL(長母趾伸筋)は損傷無しです。

受傷初期はレントゲンでは異常が無く、2週間しても腫れと痛みが取れず来院されました。

エコーにて基節骨、末節骨を描写した所、基節骨遠位に骨片が写りました。

近所の整形外科の先生に精密検査をお願いしました。

末節骨の骨折でハンマートゥーでした。

EHLが残存しておりますので、保存的に様子を見ることになりました。

ハンマートゥートリミング

アキレス腱の痛み

IMG_0281※画像転載禁止

アキレス腱の付着部の痛みの患者さんです。

階段の昇降時などアキレス腱にテンションがかかる時に痛みがありました。

アキレス腱の炎症を疑い足底板で様子もみておりましたが、時間を頂きエコーで診察しました。

左の健側とくらべ、アキレス腱付着部に骨棘の様なものが写りました。

足底板で様子見るのと炎症を抑える治療で良いと思いますが、あまり痛みが続くようでしたら外科の受診を勧めました。

※ブログなどの症例写真は問診時などに予めエコーの研究やMPSの研究のための掲載の可否を伺っております。

中足骨骨折

第五中足骨骨折
足首を捻挫したついでに折れてしまう事が多い骨折です。

固定期間は4週間前後
LIPUSという超音波を照射すると癒合期間が20%~40%早くなります。
照射期間はできるだけ毎日20分照射が望ましいいです。
痛みもカユミもありません。

成長期腰椎分離症に対する低出力超音波パルス治療の効果

この様な研究結果も報告されております。

固定方法などで照射出来ない場合もありますが、骨折を少しでも早く治したい場合にお勧めの治療法です。

受傷一週目(赤い丸の中に見える斜めの線が骨折線です。)

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受傷4週目(骨折線が消えております。)

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スポーツや仕事で歩かなければならないなど、早く治したい場合はご相談下さい。

鵞足炎

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変形性関節症を疑って来院された40台の男性です。

黄色が半月板です、赤は側副靭帯などの軟部組織です。

関節面に異常は無く圧痛点が鵞足部に限局しておりました。

左右差を調べると緑のラインで厚みが違います。

軟部組織が肥厚しております。

伺ってみると変形を疑い運動を強化していた模様です。

今回はそれが裏目に出たケースです。

鵞足炎はニーイン、トゥーアウトという足の姿勢で起きやすいです。

今回は消炎処置と超音波治療にて該当筋をゆるめ経過観察としました。

腱板損傷

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腱板損傷を疑える症例です。

症状
上腕側方挙上時、前方挙上時、結帯動作にて疼痛発現。

検査
ドロップアームテスト陽性
ペインフルアークサイン陽性

視診
上腕を挙上時反対側の手を沿えなければ挙上できない。
腱板部に異常は見れらない。

エコーにて検査をすると、棘上筋に低エコー領域があり、損傷、または断裂を疑った。

電気治療にて痛みの治療はできるが、治療は保存療法か外科的な方法か医師に対診をおねがいしました。

軽度の損傷であれば保存的な治療が可能ですが、上腕の挙上が重度に障害されていましたので、今回のケースは非常に迷うケースです。

いわゆる五十肩に似たような症状なのですが、やはり早めの医療機関の受診をお勧めします。

当院ではエコーも使用し検査をした結果、重篤な場合はしかるべき医療機関へご紹介しております。

肋骨骨折

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肋骨骨折は多い症例です。

基本的には直接当たったりして負傷することが多いです。

まれに咳やくしゃみなどでも折れる事があります。

レントゲンでは見づらい骨折ですが、エコーを併用使用すると見つけることができます。

治療は痛みが有る場合はバストバンドで固定すると楽ですが、2週間位は動いたりすると痛みがあります。

4週間位で骨癒合がみられます。

当院では低出力パルス超音波にて骨癒合を促進させる治療が可能です。

脇腹に痛みを感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

変形性股関節症

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生まれつき股関節に傷害を抱えておられる方の股関節です。

エコーにて股関節を観察してみました所、やはりコブの様に股関節に変形がありました。

正常な側は綺麗なくびれのある股関節ですが、患側はコブの様に変形しております。

骨に異常が有るので根本的な解決には手術が有効かと思いますが、

まだお若い方なので、手術はいずれとして、それまで頑張りたいとのご相談を頂きました。

【 治療 】

痛みに関しては、痛みの分布を調べてトリガーポイント治療を施術します。

殆どの方は変形のある側の股関節の筋肉が低下しております。

運動療法が重要となり、当院ではチューブトレーニングを取り入れております。

テクトロンという治療機器にトレーニングモードがありますので、それを施しながらトレーニングをしたり、

グローブ治療を併用し筋肉の反応をよくするトレーニングをしております。

しかしながら、変形性の痛みはとても時間がかかる場合が多いですが、しっかしトレーニングをしますと、

一年後の痛みが違います。

この様なお悩みがありましたらご相談くださいませ。